家を長持ちさせる秘訣!家耐久性を高めるための基礎知識とメンテナンス術

  • お役立ちコラム

2025.01.12

マイホームは人生における大きな買い物。
だからこそ、長く快適に住み続けたいですよね。
でも、家の耐久性って意外と知らないことだらけ。
適切なメンテナンスを怠ると、家の寿命は縮まってしまうことも。
今回は、家を長持ちさせるための基礎知識とメンテナンス術を、できるだけわかりやすくご紹介します。
構造別の耐久性の違いや、劣化しやすい箇所、メンテナンスの費用相場まで、網羅的に解説します。

家の耐久性って?そもそも何を指すの?

家の耐久性とは、建物が風雨や地震などの外部からの力、そして経年劣化による内部からの変化に耐え、安全に居住できる期間の長さを指します。
耐久性が高い家は、長く安心して暮らせるだけでなく、将来的なリフォームや売却時の資産価値にも良い影響を与えます。

1.家の耐久性を左右する要因

家の耐久性は、建物の構造や使われている材料、施工の品質、そして日々のメンテナンスによって大きく左右されます。
立地条件も重要な要素で、例えば、海に近い家は塩害の影響を受けやすく、適切な対策が必要です。

2.構造別の耐久性の違い

木造住宅は、一般的に30~80年程度の寿命と言われています。
鉄骨造は30~60年、鉄筋コンクリート造は40~90年とされていますが、これはあくまで目安。
適切なメンテナンスを行うことで、どの構造でも寿命を延ばすことが可能です。

3.劣化しやすい箇所をチェック!

家は、常に外部環境にさらされているため、様々な箇所が劣化していきます。
特に、屋根、外壁、雨樋は風雨の影響を受けやすく、定期的な点検が必要です。
また、床下や小屋裏などの湿気が溜まりやすい場所は、木材の腐朽やシロアリの発生リスクが高いため、注意が必要です。

家を長持ちさせるためのメンテナンス術

家を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
適切な時期に適切なメンテナンスを行うことで、大きな修繕費用を抑えることができます。

1.適切なメンテナンス時期と費用相場

外壁塗装は10~15年ごと、屋根の葺き替えは20~30年ごとが目安です。
費用は、外壁塗装で100万円~150万円程度、屋根の葺き替えで150万円~300万円程度が相場ですが、建物の大きさや使用する材料によって大きく変動します。

・ 築10~15年目

この時期は、外壁塗装や屋根の点検、雨樋の清掃などを行いましょう。
費用は、外壁塗装で100万円~130万円、屋根の点検・補修で数万円~数十万円程度が目安です。

・築20~30年目

この時期は、外壁塗装に加えて、キッチンや浴室などの水回り設備の交換も検討しましょう。
水回り設備の交換費用は、キッチンで50万円~150万円、浴室で80万円~150万円程度が目安です。

・築30年以上

築30年以上になると、大規模なリフォームや建て替えを検討する時期になります。
耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強工事を行うことも重要です。

2.リフォームか建て替えか?判断のポイント

家の老朽化が進んだ場合、リフォームか建て替えかを選択する必要があります。
リフォームは、既存の建物を活かすため、建て替えよりも費用を抑えられることが多いですが、耐震性や断熱性などの性能向上には限界があります。
一方、建て替えは、新築同様の性能を確保できますが、費用は高額になります。
家族構成やライフスタイル、予算などを考慮して、最適な選択をしましょう。

まとめ

家の耐久性を高めるためには、建物の構造や材料、施工の品質だけでなく、日々のメンテナンスも重要です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、家の寿命を延ばし、快適な住まいを長く維持することができます。
リフォームか建て替えかを検討する際は、家族構成やライフスタイル、予算などを考慮し、相談しながら最適な選択をしましょう。
この記事が、あなたの家づくりやメンテナンスの参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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