吹き抜けは寒い?後悔する場面と寒さ対策!快適な空間にする3つのポイント

  • お役立ちコラム

2024.11.30

吹き抜けのある家を建てたいと考えている方は、おしゃれで開放的な空間を実現できる一方で、実際に住んでみて「寒い」と感じて後悔するのではないかと不安に感じているかもしれません。
吹き抜けは、光が差し込み開放的な空間を生み出す魅力的な空間ですが、同時に寒さを感じやすいという側面も持ち合わせています。
この記事では、吹き抜けリビングの寒さに関する具体的な事例や原因を解説し、後悔しないための適切な対策方法を紹介します。

吹き抜けが寒い!後悔する場面は?

吹き抜けのある家が寒いと感じて後悔する場面は、具体的にどのような場面でしょうか。

1:冬場の寒さ対策が大変

吹き抜けのある家は、通常の部屋に比べて暖房効率が悪く、暖房器具を長時間稼働させてもなかなか暖まらないことがあります。
特に、リビングの真上に吹き抜けがある場合、冷気が降りてきて足元が冷えるなど、寒さを感じやすいでしょう。

2:窓からの冷気が気になる

吹き抜けの上部にある窓は、直接外気に触れるため、冷気が室内に侵入しやすくなります。
特に、窓の断熱性能が低い場合や、窓の面積が大きい場合は、冷気が直接体に当たり、寒さを感じやすくなります。

3:階層間の温度差が大きい

吹き抜けのある家は、上下階間の温度差が大きくなりやすい傾向にあります。
暖かい空気が上昇し、冷気が下降するため、上階は暖かく、下階は寒いという状況が発生する可能性があります。

吹き抜けリビングの寒さを解決する3つのポイント

吹き抜けリビングの寒さを解決するためには、断熱性、気密性、そして暖房効率を考慮した対策が必要です。
ここでは、後悔しないための具体的な3つのポイントを紹介します。

1:断熱性能と気密性能を高める

断熱性能と気密性能を高めることは、吹き抜けリビングの寒さ対策において最も重要なポイントです。

・高性能断熱材の採用
従来の断熱材よりも断熱性能の高い、高性能断熱材を採用することで、より効果的に冷気を遮断することができます。

・窓の断熱性能を高める
吹き抜け上部の窓は、ペアガラスやトリプルガラスなど、断熱性能の高い窓を採用することで、冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を保ちやすくなります。

2:暖房効率を高める工夫

吹き抜けリビングの暖房効率を高めるためには、適切な暖房器具の選定や配置が重要です。

・床暖房の導入
床暖房は、足元から暖めるため、吹き抜けリビングの寒さ対策に効果的です。

・暖房器具の適切な配置
暖房器具は、吹き抜けの開口部から離れた場所に設置することで、暖気を効率的に室内に循環させることができます。

3:冷気を遮断する工夫

吹き抜けから冷気が侵入するのを防ぐために、様々な工夫を取り入れることができます。

・カーテンやブラインド
吹き抜け上部の窓にカーテンやブラインドを取り付けることで、冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を保ちやすくなります。

・間仕切り
吹き抜け部分に間仕切りを設置することで、冷気の侵入を防ぎ、暖房効率を高めることができます。

まとめ

吹き抜けリビングは、開放的で魅力的な空間ですが、寒さ対策をしっかり行わないと、後悔する可能性があります。
この記事では、吹き抜けリビングの寒さに関する具体的な事例や原因を解説し、後悔しないための適切な対策方法を3つのポイントに絞ってご紹介しました。
断熱性能と気密性能を高め、暖房効率を高める工夫、そして冷気を遮断する工夫を組み合わせることで、快適で温かい吹き抜けリビングを実現することができます。
これらのポイントを参考に、快適で温かい吹き抜けリビングを実現し、後悔のない家づくりを進めていきましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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