子供部屋の窓を失敗しないための選び方と注意点

  • お役立ちコラム

2024.09.25

子供部屋に窓を設置したいと考えているが、転落のリスクなどから適切な窓の位置やサイズ、種類が分からず悩んでいる親御さんも少なくないでしょう。
今回は、子供部屋の窓選びに失敗しないための具体的な知識や注意点、そして失敗例についてご紹介します。
安全で快適な子供部屋を作るための参考にしてみてください。

□子供部屋の窓選びで大切なこと

子供部屋の窓は、採光や通風だけでなく、安全性にも大きな影響を与えます。
窓を設置する際は、転落防止やプライバシーの確保など、さまざまな視点から適切な位置やサイズ、種類を選ぶことが重要です。

1: 窓の高さ
窓の高さは転落防止の観点から特に重要です。
子供は好奇心旺盛で重心が高いため、窓の外に興味を示して身を乗り出す危険性があります。
特に2階の子供部屋では、床から120~130cmの位置に窓を設置することが推奨されます。
この高さなら、小さな子供は窓の外を見ることができません。

2: 鍵の位置
窓の鍵の位置にも注意が必要です。
成長とともに子供は新しいことを試したがるものです。
窓の外を見ようとして踏み台を使う可能性もあります。
その際、鍵が手の届く位置にあると、開錠してしまい、窓を開けて転落する危険があります。
そのため、鍵を高い位置に設置するなどの工夫が大切です。

3: 家具の配置
窓を高い位置に設置しても、窓の近くにベッドなどの家具を置くと、踏み台代わりになる可能性があります。
ベッドに登って窓を開けると転落の危険が高まるため、窓の近くには家具を置かないか、高窓にするなどの対策が必要です。

□子供部屋の窓を選ぶポイント

子供部屋の窓を選ぶ際は、窓の高さや鍵の位置、家具の配置だけでなく、窓のサイズや種類にも注意が必要です。
窓の選び方一つで安全性や快適性が大きく変わるため、以下の2つのポイントを参考にしましょう。

1: 窓のサイズと種類
窓が大きすぎると、夏は暑く、冬は寒くなりがちで、冷暖房費がかさむ恐れがあります。
また、プライバシーの問題も生じる可能性があります。
逆に、窓が小さすぎると、部屋が暗くなり、子供部屋として適切ではありません。
部屋の広さや採光、通風、プライバシーを考慮して、適切なサイズと種類の窓を選びましょう。

2: 窓周りの工夫
窓周りを工夫することで、安全性や快適性をさらに高めることができます。
例えば、窓にブラインドやカーテンを取り付けることで、プライバシーを保護できます。
また、手すりを窓際に取り付けることで、転落防止対策を強化することができます。

□まとめ


子供部屋の窓選びは、安全で快適な空間を作るために欠かせない重要な要素です。
窓の位置やサイズ、種類、そして窓周りの工夫など、多くの要素を総合的に考慮して、慎重に選びましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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