気密シートのデメリットとは

  • お役立ちコラム

2024.09.17

近年注目されている高気密・高断熱住宅。
夏は涼しく冬は暖かいなどメリットも多いですが、結露やカビといったデメリットも存在します。
高断熱・高気密住宅のメリット・デメリットや、結露やカビ発生などのリスクを理解することで、安心して家づくりを進めましょう。

□気密シートのメリットとは?

気密シートを使った高断熱・高気密住宅は、室内の温度を一定に保ちやすく、冷暖房の使用頻度を減らすことができるなどのメリットがあります。

1: 夏は涼しく、冬は暖かい
高気密・高断熱住宅は、外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
冷暖房の使用頻度が減るため、電気代を節約できるのも大きなメリットです。

2: ヒートショックの予防
ヒートショックとは、温度差が大きい場所へ移動した際に、血圧が急上昇したり、心臓に負担がかかったりする現象のことです。
気密シートは、室温を安定させる効果があるため、ヒートショックのリスクを軽減することができます。

3: 室内環境の改善
高断熱・高気密住宅は、室内の温度や湿度を一定に保ちやすく、空気をきれいに保つことができます。
そのため、アレルギーやアトピーなどの症状がある人にとっても住みやすい環境といえます。

□気密シートのデメリットとは?

気密シートは、室内の温度を一定に保ちやすく、冷暖房の使用頻度を減らすことができるなどメリットが多い一方、結露やカビが発生しやすいというデメリットもあります。

1: 結露発生の原因
高断熱・高気密住宅では、室内の湿気が外に逃げるのが難しく、窓や壁に結露が発生しやすくなります。
結露は、カビやダニの発生原因にもなるため、日頃の手入れが大切です。

2: カビ発生のリスク
結露が発生すると、カビが発生しやすくなります。
カビは、アレルギーや喘息などの原因にもなるため、こまめに換気を行って結露の発生を防ぎましょう。

3: シックハウス症候群
高断熱・高断熱住宅では、シックハウス症候群と呼ばれる、化学物質による健康被害が発生する可能性があります。
シックハウス症候群は、頭痛、目のかゆみ、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
換気が不十分な場合に起こりやすいので、忘れずに換気を行いましょう。

□まとめ

気密シートを使った高断熱・高気密住宅は、夏は涼しく冬は暖かいなど、多くのメリットがあります。
しかし、結露やカビが発生しやすいというデメリットも存在します。
高断熱・高断熱住宅を検討する際は、メリットとデメリットを理解し、適切な対策を講じましょう。
結露やカビの発生を防ぐためには、換気をこまめに行うことが大切です。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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