自然素材の家で後悔しないために知っておきたいこと!

  • お役立ちコラム

2024.07.21

自然素材の家に興味があり、これから家を建てる予定のある皆さん。

「健康にも環境にも優しい家を実現したいけど、実際にはどんな点に注意すればいいんだろう」
「自然素材の家って、値段が高そうだし、メンテナンスも大変そうだし、後悔しないか不安」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。

この記事では、自然素材の家の魅力だけでなく、知っておくべきデメリットや後悔しないための注意点などを具体的に解説していきます。
自然素材の家づくりを成功させるためのヒントが満載なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

□自然素材の家後悔ポイント

自然素材の家は、健康や環境に優しいなど多くのメリットがある一方、価格が高くなったり、メンテナンスが必要になったりするなど、デメリットも存在します。
この記事では、自然素材の家で後悔しないために知っておくべきポイントを3つ紹介します。

1:価格が高くなりやすい

自然素材の家は、化学建材を使用する家よりも価格が高くなりやすい傾向があります。
これは、自然素材そのものが高価であることに加え、熟練の職人が必要となるため人件費も高くなるからです。
しかし、自然素材の家は、化学物質を含まないため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して過ごせます。
また、耐久性が高く、長く住み続けられるため、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

2:傷や汚れが付きやすい

自然素材の壁材や床材は、化学建材に比べて傷や汚れが付きやすいという特徴があります。
たとえば、漆喰や珪藻土の壁は、水溶性の汚れが付くと内部に染み込み、拭き掃除では落としにくい場合があります。
また、無垢材の床も、合板フローリングに比べて繊細な素材なので、化学薬品などで掃除をすると染みや変色が生じる可能性があります。

3:定期的なメンテナンスが必要

自然素材の家は、化学建材の家よりも定期的なメンテナンスが必要になります。
特に、無垢材は、温度や湿度の変化によって伸縮するため、ひび割れや反りが発生する可能性があります。
また、漆喰や珪藻土の壁も、経年劣化によってひび割れが発生することがあります。
これらのメンテナンスは、専門会社に依頼する必要があり、費用がかかる場合もあります。

□後悔しないための3つの確認事項

自然素材の家づくりで後悔しないためには、事前に以下の3つのことを確認することが大切です。

1:自然素材アレルギーの有無

自然素材は、化学物質を含まないため、シックハウス症候群のリスクを軽減できます。
しかし、中には自然素材に対してアレルギー反応を示す人もいます。
特に、ヒノキ、スギ、ナラ、珪藻土、漆喰、蜜蝋、柿渋、植物性オイルなどは、アレルギーを起こしやすい素材として知られています。
家を建てた後に自然素材アレルギーが発覚してしまうと、住み替えなどを検討する必要が出てくる可能性もあります。
そのため、事前にアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。

2:木目の揃い方

無垢材の床は、自然素材のため、木目が完璧に揃うわけではありません。
節や色むらなどがあり、個体差が生じます。
自然素材の家づくりを得意とする会社であれば、無垢材の張り合わせを上手く行い、木目を揃えるように施工してくれます。
しかし、心配な場合は、工事前に張り合わせイメージを共有しておくと安心です。

3:経年劣化に対する考え方

自然素材は、年月が経つにつれて経年変化を起こします。
無垢材は、時間の経過とともに色が濃くなったり、表面に味わい深い風合いが出てきたりします。
漆喰や珪藻土の壁も、経年変化によって独特の風合いを生み出します。

これらの変化を楽しめるかどうかは、人それぞれです。
「家族の成長とともに、家も変わっていく」というように、経年変化をポジティブに捉えられる方は、自然素材の家と相性が良いでしょう。
一方、「新築当初の美しい状態を長く保ちたい」という方は、自然素材の家ではなく、化学建材の家を選ぶ方が良いかもしれません。

□まとめ

自然素材の家は、健康や環境に優しいなど多くのメリットがある一方で、価格が高くなったり、メンテナンスが必要になったりするなど、デメリットも存在します。
自然素材の家で後悔しないためには、事前に価格やメンテナンスについてしっかりと情報収集を行い、自分のライフスタイルや価値観に合った家づくりをすることが大切です
また、自然素材アレルギーの有無、木目の揃い方、経年劣化に対する考え方なども、事前に確認しておきましょう。

この記事が、自然素材の家づくりを検討されている方の参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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