ガルバリウム鋼板の概要とは?ガレージの種類についても解説!

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2024.06.21

ガルバリウム鋼板製のガレージは、近年人気が高まっていますね。

しかし、いざガレージを建てようとすると、ガルバリウム鋼板の種類やガレージの種類など、様々な選択肢が出てきて、どれを選んだら良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ガルバリウム鋼板製のガレージを検討している方向けに、ガルバリウム鋼板の概要やガレージの種類について解説していきます。

これからガレージを建てる方の参考になれば幸いです。

□ガルバリウム鋼板の概要とは?

ガルバリウム鋼板とは、1972年にアメリカのベスレヘムスチール社で開発された金属素材です。

金属鋼板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキ加工を施したもので、JIS規格では「55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板」と呼ばれています。

ガルバリウム鋼板の中心部は鉄(鋼板)で、厚みは0.35~0.8mm程度です。

鋼板がガルバリウムで覆われていることから「ガルバリウム鋼板」と呼ばれています。

1:ガルバリウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムが持つ耐久性と耐熱性に加えて、亜鉛のガルバニックアクション(犠牲防食作用)も持ち合わせています。

そのため、環境によっては亜鉛鉄板の約3~6倍もの耐久性が期待できる鋼板です。

2:ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板には、下記のようなメリットがあります。

・耐久性に優れている
・耐食性に優れている
・遮音性が高い
・デザイン性が高い
・メンテナンスがしやすい

3:ガルバリウム鋼板のデメリット
ガルバリウム鋼板には、下記のようなデメリットがあります。

・価格が高い
・施工が難しい
・傷がつきやすい

□ガレージの種類とは?

ガレージのタイプは、大きく3種類に分けられます。

1:ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、車を格納するスペースを建物の1階部分に組み込み、ドアやシャッターを設置したガレージです。

敷地が比較的狭くても設置できるため、人気があります。

ビルトインガレージの費用相場は、1台用で150~350万円です。

使わない部屋を減築して設置した場合、150~200万円程度かかるでしょう。

ビルトインガレージは、常に屋内に入れておけるので、車が傷つきにくく、いたずらされる心配もありません。

また、屋内から愛車を眺めて楽しめるので、車好きにはたまらないでしょう。

2:デッキ付きガレージ
デッキ付きガレージは、ガレージの上にデッキを設置することで、スペースを有効活用できるガレージです。

車を置くと、土地のスペースが狭くなってしまうことがあります。

その点、デッキ付きガレージならスペースが無駄になりません。

デッキ付きガレージの費用相場は、1台用で約100~200万円、2台用で150~300万円です。

使用する素材によって費用は異なります。

デッキ付きガレージがあると、子供とペットと遊んだり、家族や仲間と一緒にバーベキューをしたりと、とても便利です。

ただし、子供やペットが上から落下しないように、フェンスの高さや強度には十分注意しましょう。

3:独立式ガレージ
独立式ガレージとは、住宅とは別に建てるガレージのことです。

住宅の建設時期に左右されず建てることが可能で、比較的安い費用で設置できるのが特徴です。

独立式ガレージは、既製品とオーダーメイドの2種類があります。

既製品はガレージの中で最も安いですが、デザインの選択肢が少ない点がデメリットです。

費用相場は、ガレージ本体とコンクリート打設工事を合わせると100万円程度になります。

一方、オーダーメイドは1から設計して建てるので、デザインや広さなどを自由に決められることが特徴です。

既製品と比べて費用相場は高く、200万円以上が相場になります。

おしゃれなガレージが欲しいならアメリカンガレージもおすすめです。

□まとめ

この記事では、ガルバリウム鋼板の概要とガレージの種類について解説しました。

ガルバリウム鋼板は、耐久性や耐食性に優れ、デザイン性も高いことから、近年人気が高まっています。

ガレージの種類は、ビルトインガレージ、デッキ付きガレージ、独立式ガレージの3種類があります。

それぞれのガレージにはメリットとデメリットがあるので、自分のニーズに合ったガレージを選びましょう。

ガレージを建てる際は、ガルバリウム鋼板の種類やガレージの種類だけでなく、予算やデザイン、機能性なども考慮して、慎重に検討することが大切です。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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