梅雨時の基礎工事でも問題ありません!理由と例外をご紹介!
- お役立ちコラム
2024.01.17
理想を追求し、自分らしい家を建てたい方々にとって、天候による工事への影響は大きな関心事です。
特に、「雨で基礎工事が濡れたら品質に悪影響はないのか」という疑問は、建築を計画する上で避けては通れないポイントです。
本記事では、梅雨時の基礎工事が問題ない理由と、例外的な状況について解説します。

□梅雨時の基礎工事でも問題ない理由
コンクリートが雨に濡れても品質に影響がない理由を解説します。
*乾燥で固まるわけではない
コンクリートの固まるメカニズムは、乾燥ではなく、水とセメントの化学反応、すなわち水和反応によるものです。
この反応は、水とセメントが混ざると直ちに始まり、数日間で急速に進み、コンクリートが固まります。
固まった後も、反応は続き、徐々に強度が高まっていきます。
このため、雨が降ってもコンクリートの品質には影響しないのです。
*散水することもある
基礎工事のプロセスには、コンクリートが乾燥せず、緻密に固まるよう、表面に水を散布する工程が含まれています。
乾燥はコンクリートにとって敵であり、水和反応に必要な水分が不足すると十分な強度が得られません。
したがって、雨が降ることは、むしろコンクリートの品質を維持するのに役立つ場合もあるのです。
□普通の雨は大丈夫でも例外はあります
しかし、全ての状況で雨が問題ないわけではありません。
例外的な状況について解説します。
1:基礎コンクリート打設中の雨
型枠にコンクリートを流し込む打設作業中に雨が降ると、水セメント比が変わり、コンクリートの強度に大きな影響が出る可能性があります。
強度は工場で計算され、現場に届けられるコンクリートの配合比によって決定されるため、余分な水分が加わると設計された強度を得られなくなるのです。
2:ゲリラ豪雨
梅雨の時期やゲリラ豪雨の際には、例外的な事態が起こりやすいです。
打設後のコンクリートは柔らかく、強い雨に長時間さらされると表面が荒れてしまう恐れがあります。
このような状況を避けるため、強雨予報がある場合は打設を控えるか、シートで養生することが重要です。

□まとめ
今回は、梅雨の時期でも基礎工事ができるのか、また例外的な状況について解説しました。
梅雨の時期だからと言って、家の基礎工事ができないわけではありません。
しかし、例外として、打設作業中の雨やゲリラ豪雨のような強い雨は問題となり得るため、適切な対策が必要です。
理想の家を建てるためには、これらの知識を持って、梅雨時の建築計画を進めることが大切です。
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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