結露しにくい家づくりのポイントは?住まいの結露について解説!

  • お役立ちコラム

2023.11.21

住宅を良い状態で長く保つ上で大きな敵となるのが「結露」です。
冬場はよく窓に結露が発生していますが、こうした結露は、建物に大きなダメージを与える原因となる可能性があるのです。
今回は、そんな結露について、その種類や対策方法をご紹介します。
家づくりの段階で対策を施すことも重要となるため、これから家づくりをするという方はぜひご覧ください。

□結露には種類がある

結露は一見単純な現象に見えますが、実は「表面結露」と「内部結露」の2つの顔を持っています。

表面結露は窓や壁に直接現れるもので、目に見える形で私たちの生活に影響を与えます。
この表面結露が放置されると、カビやダニが発生し、健康にも害を及ぼす可能性があります。
さらに、美観を損ねるだけでなく、家具や壁紙にもダメージを与えることがあります。

一方で、内部結露は壁の内側や床下、天井裏など、目に見えない場所で発生します。
この内部結露が特に厄介なのは、目に見えないために対策が遅れがちであることです。
内部結露を放置すると、建物の腐食が進み、断熱材が劣化することで、家全体の快適性が失われてしまいます。
最悪の場合、柱や土台まで腐ってしまい、家そのものの寿命が縮まる可能性もあります。

□結露しにくい家づくりのポイント

*気密性能と断熱性能を高めることが重要

結露を防ぐための最も基本的なポイントは、家の気密性能と断熱性能です。
気密性能と断熱性能を高めることで、室内の温度差が最小限に抑えられ、結露の発生を防止できます。
特に冬季には、暖房によって部屋の温度が上がりますが、部屋の周辺の温度は低いままであるため、大きな温度差が生じ、その温度差が結露を引き起こす原因となります。

また、室内の湿度も結露の発生に影響を与えます。
湿度が高いと、結露が発生しやすくなるため、除湿器やエアコンの除湿機能を活用することが有効です。

*高気密・高断熱の家のメリット

高気密、高断熱の家は、外部の気温や湿度の影響を受けにくく、室内環境が安定します。
これにより、結露の発生を防げるのはもちろん、エネルギーの消費を抑えつつ、快適な生活を送れます。

気密性能を高めて高気密を実現するためには、精度の高い施工が必要です。
特に窓やドア、壁と床の接合部など、隙間ができやすい部分には注意が必要です。
確かな技術を持った当社のような会社に依頼することで、高い気密性能を確保できるでしょう。

□まとめ

今回は、住宅で発生する結露の問題について、その危険性や対策方法を紹介しました。
結露には表面結露と内部結露の2つの種類がありますが、特に建物にダメージを与えるのは内部結露です。
断熱性や気密性を重視した家づくりをすることで、この内部結露の発生は抑えられるため、家づくりをする際には、高気密・高断熱の住まいを目指しましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

関連記事