建ぺい率とは?概要調べ方・計算方法についてご紹介
- お役立ちコラム
2023.11.17
家づくりを行うにあたっては、それまで知らなかった土地や建物に関する多くのルールを知ることになるかと思います。
例えば、建ぺい率はそうしたルールの中の1つです。
マイホームを建てる上で建ぺい率のルールは無視できないため、建ぺい率については正しい知識を持っておく必要があります。
今回は、そんな建ぺい率のルールについてご紹介します。
□建ぺい率とは?
建ぺい率は、土地の面積に対する建物の面積の割合を示す数値です。
この数値が高いと、土地に対して大きな建物を建てられます。
反対に、この数値が低いと、土地に対して小さな建物しか建てられません。
このように、建ぺい率は土地と建物の関係性を数値化したものであり、土地を購入する際や建築計画を立てる際には非常に重要な指標となります。
こうした建ぺい率は、行政によって上限が設定されています。
この上限を超えて建物を建てることは不可能であるため、家の大きさを考える際には、上限がどの程度なのかが重要なポイントとなります。
例えば、100平方メートルの土地において建ぺい率が60%で制限されている場合、建築可能な面積は最大で60平方メートルとなります。
このように、行政が設定する建ぺい率の上限は、土地の利用方法や地域特性に応じて異なる場合があります。
また、建ぺい率は、一般的には地域毎に設定されています。
そのため、同じ土地でもその一部が異なる地域にまたがっている場合、建ぺい率も異なる場合があります。
このような場合、建ぺい率はそれぞれの面積に応じて按分されます。
さらに、防火地域や耐火建築物には、建ぺい率の制限が緩和される特例があります。
具体的には、基本的な建ぺい率に対して10%程度緩和される場合が多いです。
他には、角地に土地が2本以上の道路に接している場合も、建ぺい率が緩和されることがあります。
ここまで建ぺい率の概要についてお伝えしましたが、こうした建ぺい率の数値は、不動産業者やインターネットで簡単に調べられます。
また、市役所の都市計画課に問い合わせたり、都市計画図を参照したりすることでも確認できるため、気になる方は気軽に調べてみると良いでしょう。
□建ぺい率の計算方法
*基本的な計算式
建ぺい率の計算は非常にシンプルです。
具体的には、建築面積を土地面積で割り、その結果を100倍してパーセンテージで表示します。
ここで言う建築面積とは、土地に建てられた建物の面積のことを指します。
この面積は、建物を真上から見たときの面積、すなわち水平投影面積となります。
特に、2階建て以上の建物の場合、最も面積が広い階の面積で計算します。
例えば、100平方メートルの土地に40平方メートルの建物が建てられている場合、建ぺい率は40%となります。
このように、建ぺい率の計算は非常に簡単で、誰でも手軽に行えます。
*注意点
建ぺい率を計算する際には、単純な建ぺい率の数字だけではなく、隣地との関係も考慮する必要があります。
特に、建物の外壁は隣地境界線から一定の距離を保つ必要がありますが、この距離は法律で定められています。
たとえ建ぺい率に問題がなかったとしても、隣地境界線からの距離に問題があれば、その建物は建築不可となるため、注意が必要です。
□まとめ
今回は、建ぺい率の意味や計算方法について解説しました。
建ぺい率は、建物を立てる上で必ず守るべきルールの1つです。
正しく認識していないと大きな問題が生じてしまう可能性もあるため、今回の内容を参考にしつつ、ルールに沿った家づくりを行いましょう。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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