ランニングコストがかからない家はどんな家?コストを抑える方法をご紹介

  • お役立ちコラム

2023.11.06

家づくりでは大きなお金がかかりますが、できればお金は節約したいものです。
家づくりでかかるお金といえば建築費用が挙げられますが、建築費用を抑えることが、節約の面で必ずしも正しいとは限りません。
なぜなら、家づくりではランニングコストも考慮する必要があるからです。
そこで今回は、ランニングコストを抑える家づくりのポイントをご紹介します。

□ランニングコストがかからない家の基本

*メンテナンス費用を抑える

新築時に建材を選ぶ際、保証期間の長い外壁材を選ぶことが大切です。
耐用年数が長い材料を選ぶことで、将来的にメンテナンス費用を100万円以上節約できるかもしれません。
また、水廻り設備など、交換が必要な部分にも質の高い素材を選ぶことがコスト削減に繋がります。

*保険料を抑える

省令準耐火構造の家を選ぶことで、保険料を半額近く削減できることがあります。
また、住む地域によって保険料が異なることも考慮すべきです。
不要なオプションを削減することも保険料削減の手段です。

*光熱費を抑える

高気密・高断熱住宅を検討し、外壁や屋根の断熱性を高めることで、光熱費を劇的に削減できます。
また、家の形状や間取りにも注意が必要で、シンプルな外壁や屋根を選ぶことがメンテナンス費用を節約します。
詳しくは、次項でご紹介します。

□光熱費を抑えるポイント

1.高気密・高断熱住宅を選ぶ

高気密・高断熱住宅は、外部からの気温の影響を受けにくく、冷暖房機器を効率的に使えるため、光熱費を抑える効果があります。
初期費用はやや高くなりますが、それでも将来的なコスト削減を見据えるべきだと言えます。

2.外壁の断熱性にこだわる

外壁の材質や断熱材の選択に注意し、断熱性を高めましょう。
また、外壁の面積が大きいほど室内温度への影響が大きいため、シンプルな外壁を選ぶことでメンテナンス費用も節約できます。

3.屋根の断熱・遮熱性にこだわる

屋根の性能も光熱費に影響を与えます。
断熱性の高い屋根材や外断熱、内断熱などを選び、温度変化を抑えることが大切です。
屋根の形状も考慮し、施工費用に影響しない選択をしましょう。

4.効率的な間取りを考える

間取り設計では、冷暖房の効率を考慮しましょう。
総2階建ての家やシンプルな形状の家が光熱費削減に適しています。
また、天井の高さや吹き抜けにも注意し、冷暖房効率を向上させましょう。

□まとめ

今回は、ランニングコストがかからない家づくりのポイントをご紹介しました。
ランニングコストを抑える方法はさまざまですが、特に光熱費はエコにもつながるため、こだわりたいところです。
断熱性能や間取りにこだわり、必要最小限の冷暖房でランニングコストを押さえた暮らしを目指しましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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