2500万円の住宅ローンを組む場合の年収の目安はいくら?

  • お役立ちコラム

2023.10.11

家づくりを行う上で避けては通れない、住宅ローン。
「いくら借りれば良いのか」
「返済期間はどうするのか」
など、多くのポイントでお悩みになることでしょう。
今回は、そんな住宅ローンに関して、2500万円のローンを借りるケースを例に、年収の目安や年収以外の重要なポイントについて解説します。
これから住まいを購入しようとお考えの方は、少しでも参考にしていただけると幸いです。

□2500万円の住宅ローンを借りる場合の年収の目安は?

住宅ローンの借入額を考える上では、年収が大きな判断材料となります。
年収に対してあまりに大きな金額のローンを組むことはできないため、年収によって借入可能な金額の上限が決まってくるのです。

2500万円の住宅ローンを組みたいという場合、まずは年収倍率について知る必要があります。
年収倍率とはローンの借入額に対する年収の割合であり、言い換えると、年収の何倍までの住宅ローンを組めるのかを表す数値です。

年収倍率の目安は、購入する物件の種類や借り入れる人の状況などにもよりますが、およそ5〜7倍程度と言われています。
ここから逆算すると、2500万円の住宅ローンを借りるためには、350万円〜500万円程度の年収が必要になると言えます。

□年収以外にも返済比率や月々の返済額が重要

住宅ローンの借入額を考える上では年収が大きな判断材料となりますが、重要なことはそれだけではありません。
年収以外にも、返済比率や月々の返済額がどうなるのかといったことを慎重に検討する必要があります。

返済比率とは、給与に占めるローン返済の割合のことです。
月々の返済額が大きくなればその分返済比率も高くなるため、返済比率は給与に対する月々の返済額の大きさによって決まります。
返済比率が高すぎると、受け取る給与の大部分がローン返済に充てられることになり、自由に使えるお金が減ってしまいます。

例えば、月の手取り給与が30万円で返済比率が35%であった場合、月々の返済額は10.5万円となります。
そうすると、残りのおよそ19.5万円で1ヶ月の生活を送ることになります。
一方、返済比率が25%であった場合、月々の返済額は7.5万円となり、残りの自由に使えるお金は22.5万円となります。
このように、同じ給与でも返済比率によって月に使えるお金の量が左右されます。

そのため、一概に「このくらいの年収ならこのくらいのローンが良い」と考えるのではなく、「ご自身にとってどの程度の返済比率が最適か」といったことを個別に考えていくことが重要です。

□まとめ

今回は、2500万円の住宅ローンを借りるのに必要な年収の目安や、返済比率の重要性について解説しました。
2500万円のローンを借りる場合、年収の目安は350〜500万円程度となりますが、重要なのは年収だけではありません。
返済比率など、他にも考えるべきポイントはたくさんあるため、まずはご自身の状況をよく理解して、適切な返済計画を立てましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
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