パッシブハウスとはどんな家?特徴やメリットをご紹介!
- お役立ちコラム
2023.09.21
近年、あらゆる分野で環境負荷に配慮したモノづくりが行われていますが、住宅においてもそのようなトレンドが現れています。
そのような中、環境にやさしい家として注目されているのが「パッシブハウス」です。
あまり聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、世界的に環境意識が高まっていることもあり、今後ますます注目度が高まっていくと言われています。
今回は、そんなパッシブハウスの特徴やメリットをご紹介します。
□パッシブハウスとは?
パッシブハウスとは、ドイツのパッシブハウス研究所が確立した省エネ住宅の設計メソッドであり、その基準に沿って建てられた省エネルギー住宅のことを指します。
パッシブハウスの住宅性能基準は世界的に見ても厳しい基準であり、日本の一般的な住宅に比べて2倍あるいは3倍ほどの高い省エネ性能が求められています。
「パッシブ」とは「受け身」と言う意味の言葉ですが、パッシブハウスは「住宅の性能を上げることによって冷暖房器具の使用を大きく減らせる」という意味から「受け身の家」すなわち「パッシブハウス」と名付けられています。
日本では「無暖房住宅」と呼ばれることもあり、その快適さが日本でも注目を集め始めています。
□パッシブハウスのメリットは?
パッシブハウスには多くのメリットがありますが、代表的なものとしては以下が挙げられます。
1.1年中快適な温度環境で過ごせる
パッシブハウスは一般的な住宅に比べて断熱性能と気密性にかなり優れているため、必要以上に冷暖房を使わずとも、室内を快適な温度に保てます。
屋外が多少暑かったり寒かったりしても、断熱性の高い壁や窓が外気の影響を遮断してくれるため、常に快適な温度環境を実現できます。
2.建物の寿命が長くなる
パッシブハウスは人や環境にとってだけでなく、建物にとってもやさしい家であると言えます。
気密性能の高い建物では、壁の中に結露が起こりにくく、柱や断熱材にカビが発生したり、躯体部分の強度が低下したりといった事態を防止できます。
気密性を高めることで、湿気による問題が起こるリスクを大きく下げられるのです。
3.光熱費を抑えられる
必要最小限の冷暖房でも快適に過ごせるため、通常の住宅に比べて冷暖房設備の使用量を大きく削減できます。
パッシブハウスは性能の高い家であるため建築コストが高くなりますが、その分光熱費を節約できるため、トータルで見るとコストが膨らむばかりでもないのです。
□まとめ
今回は、パッシブハウスの特徴とメリットをご紹介しました。
パッシブハウスは環境にやさしいことはもちろん、人や建物にとってもやさしい家です。
「なるべく環境に配慮した家を建てたい」
「1年中快適に過ごせる家に住みたい」
このような方は、高断熱・高気密のパッシブハウスを検討してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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