注文住宅でタイルの外壁を選ぶメリット・デメリットは?
- お役立ちコラム
2023.09.13
「おしゃれな外壁」というと、どのような外壁を思い浮かべるでしょうか。
シンプルでスタイリッシュな外壁、和モダンな外壁、洋風のお屋敷のような外壁…
様々な外壁が思いつきますが、そのなかの1つに、「タイルの外壁」が挙げられます。
タイルには高級感や重厚感があり、おしゃれな雰囲気をしっかりと演出できます。
今回は、そんなタイルの外壁についてより理解を深めるために、注文住宅でタイルの外壁を選ぶメリットとデメリットをご紹介します。
タイルの外壁に興味があるという方は、ぜひご覧ください。

□注文住宅でタイルの外壁を選ぶメリット
1.高級感を演出できる
一般住宅の外観でタイルが使われることは比較的少ないため、他の住宅と差別化でき、高級感を演出できます。
また、タイルは思った以上にデザインの幅が広く、高級感を出しつつも自分好みのデザインを実現できるといったこともメリットの1つです。
2.耐久性が高い
タイルは経年劣化が起こりづらく、耐久性に優れています。
また、タイルには吸水性がほとんどなく、雨風によるダメージも受けにくいです。
3.メンテナンスに手間がかからない
耐久性が高いことから、メンテナンスの手間もそれほどかかりません。
実際、外壁材として使用されるタイルは半永久的に使用できるとも言われています。
ただし、タイルと外壁の間の接着は年月の経過に伴い弱まっていくため、その点には注意が必要です。
□注文住宅でタイルの外壁を選ぶデメリット
1.初期費用が高い
「高級感がある」「耐久性が高い」など、タイル外壁は多くのメリットを持っていますが、その分コストが高いということがデメリットとして挙げられます。
タイルは一般住宅の外壁として採用されることは少ないと述べましたが、その最大の理由としては、コストの高さが挙げられます。
材料が安く施工も簡単なサイディングに比べると、タイル張りの外壁は2倍程度のコストがかかるとも言われています。
ただし、メンテナンスコストはタイル外壁の方が優れているため、外壁材について迷った際には、メンテナンスコストも含めたトータルコストで考えることが大切です。
2.剥離の危険がある
タイル自体はあまり劣化しませんが、タイルを外壁に貼り付ける接着剤は少しずつ劣化していきます。
外壁自体が劣化していく場合は、外壁が剥離して落下するリスクは低いですが、タイルの場合は、接着剤の劣化によってタイルが落下してしまうリスクがあります。
まれに外壁タイルが落下して通行人が怪我をしたというニュースを目にすることがありますが、こうしたリスクはタイルならではのデメリットだといえます。
きちんとした施工やメンテナンスを行っていれば剥離や落下の危険はないため、タイル外壁に限ったことではありませんが、やはり定期的なメンテナンスが非常に重要だと言えます。

□まとめ
今回は、タイル外壁のメリットとデメリットについて解説しました。
タイル外壁には「高級感を演出できる」「耐久性が高い」といったメリットがある一方で、「初期費用が高い」「剥離の危険がある」といったデメリットも存在します。
メリットだけを見て選んでしまうと、しばらくしてから後悔する結果にもなりかねないため、外壁選びの際にはきちんとデメリットについても理解しておくことが重要です。
それぞれの外壁材の特徴をよく理解して、最適な外壁を選びましょう。
投稿者プロフィール

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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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