ガレージに勾配は必要?その理由や目安をご紹介!
- お役立ちコラム
2023.09.02
自宅にガレージを造る際に気になることの1つとして、「勾配」が挙げられます。
家づくりにおいて「ガレージには勾配が必要」と言われていますが、これから家づくりを始めようという方の中には、その理由についてご存知でない方もいらっしゃることでしょう。
また、具体的にどの程度の勾配が必要なのかについても素人には難しい部分だと言えます。
そこで今回は、ガレージに勾配が必要な理由や必要な勾配の程度について解説します。
ガレージのある住まいをお考えの方はぜひご覧ください。
□ガレージに勾配は必要?
*外構は機能性が重要
ガレージや駐車場など、外構工事を考える上では「いかに雨水が溜まらないようにするか」を考えることが非常に重要です。
外構は家の印象を大きく左右する外観の一部であるため、多くの方がデザイン性にこだわりますが、デザイン性と同じくらい、あるいはそれ以上に排水機能などの機能性が重要です。
また、せっかくデザインが良くても、排水機能が充分でない外構は汚れやすくなったり、清潔感がなくなったりしてしまうため、機能性はデザイン性にも大きな影響を与えます。
*ガレージには勾配が必要
ガレージに勾配が必要と言われているのは、「水が溜まらないようにするため」といった、機能面の問題からです。
ガレージが平らだと水が流れていかず水はけが悪くなってしまうため、そうならないようにガレージの地面に勾配をつけて、水が自然と流れていくようにする必要があるのです。
また、ガレージは一度建築すると後から手を加えることが非常に難しいです。
そのため、新築時にはきちんと勾配をはじめとした適切な排水機能を整えておく必要があると言えます。
□駐車場の勾配はどのくらいが良い?
ここまで述べたように、ガレージや駐車場には勾配が必要ですが、勾配があまりにもきついと車を停める際にバンパーを擦ってしまったり、タイヤにダメージが及んだりしてしまう可能性があります。
また、勾配がありすぎると車が勢いよく進入してきた際に事故につながってしまうおそれもあるため、適切な勾配にすることは非常に重要です。
具体的には、1.5%〜2%程度の勾配がベストだと言われています。
1.5%の勾配は5m進むと7.5cm高くなる程度、2%の勾配は5m進むと10cm高くなる程度です。
2%程度の勾配であれば、見た目上ほとんど傾きがあるようには見えないため、デザイン面でも機能面でも適切だと言えます。
□まとめ
今回は、ガレージの勾配について解説しました。
水はけの問題からガレージには勾配が必要ですが、勾配がきつすぎても不便なガレージとなってしまいます。
そのため、ガレージを造る際には、施工会社ときちんとコミュニケーションを取りつつ、どの程度の勾配になるのかを確認しておくと良いでしょう。
適切な排水機能を備えた、おしゃれで便利なガレージを目指しましょう。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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