風呂上がりの浴室を乾かす「浴室乾燥機」のメリット・デメリットは?
- お役立ちコラム
2023.08.13
洗濯物の部屋干しをしたいとき、浴室で乾かせたら便利ですよね。
しかし、毎日使う浴室は湿気が溜まりやすく、濡れた衣類を乾かす場所としては適していません。
「浴室乾燥機」は、そのような問題を解決する便利な設備です。
洗濯物も濡れた浴室も乾かせる優れもので、最近の新築ではよく取り入れられています。
今回は、そんな浴室乾燥機のメリット・デメリットをご紹介します。
新築をお考えの方、部屋干し派の方はぜひご覧ください。

□風呂上がりの浴室を乾かす浴室乾燥機のメリットは?
1.部屋干しに便利
冒頭で述べたように、何といっても部屋干しに便利なことが大きなメリットとなります。
「室内干しをしたいけど、リビングでは干したくない」という声は多いですが、そんなときに浴室乾燥機付きのお風呂場があれば、リビングなどの居住スペースを使うことなく物干しスペースを確保できます。
また、洗濯物を外に干せない雨の日でも、濡れた衣類を素早く乾かせます。
2.浴室暖房・冷房の機能もある
浴室乾燥機には浴室暖房や浴室冷房の機能も付いており、快適な入浴が可能となります。
特に冬場の浴室は寒さが厳しく、高齢の方の場合はヒートショックの心配もあります。
そのため、暖房機能の付いている浴室乾燥機は家族の健康や安全にもつながると言えます。
3.カビを防止できる
浴室のカビにお困りのご家庭は多いでしょう。
浴室のような場所では、湿気が溜まるとすぐにカビが生えてしまうため、「いかに効率的に換気をするか」「素早く乾かすか」がきれいなお風呂場を保つためのカギとなります。
そうした面で、浴室乾燥機は大きな効果を発揮します。
□浴室乾燥機のデメリットは?
1.光熱費が高い
電力を使って浴室を乾かす分、どうしても光熱費はかかってしまいます。
仮に毎日4時間程度稼働させた場合、1日の光熱費は120〜200円ほどになります。
洗濯乾燥機で乾かす場合は50円〜90円程度と言われているため、毎日使っていると大きな差になります。
2.フィルターの掃除が面倒
浴室乾燥機を使っていると、少しずつフィルターにホコリが溜まっていきます。
フィルターのホコリを放置していると十分なパワーを発揮できなくなるのはもちろん、健康にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
そのため定期的な掃除が必要になりますが、それが面倒だと感じてしまう方も多いです。
3.洗濯物を干すスペースとしては狭い
浴室で洗濯物を乾かせるのは非常に便利ですが、そうは言っても、お風呂場は洗濯物を干すスペースとしてはやや狭いといった問題があります。
特に家族の人数が多いと、家族全員分の洗濯物を干すのに浴室の広さでは不十分でしょう。
こうしたスペースの問題で、浴室の室内干しは不便だと感じてしまうかもしれません。

□まとめ
今回は、浴室乾燥機のメリット・デメリットをご紹介しました。
浴室乾燥機があると室内干しがしやすくなり、さらにお風呂場のカビ防止にもつながります。
一方で、光熱費やフィルター掃除の手間には注意が必要です。
メリットとデメリットをよく比較しつつ、慎重に導入を検討してみてください。
投稿者プロフィール

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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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