家を建てるときに行われる「地鎮祭」とは?目的や準備・費用についてご紹介!
- お役立ちコラム
2023.07.17
多くの場合、建物の建設工事の前には地鎮祭が催されます。
しかし、聞いたことはあるものの、何のためにするのか、あるいは何をしているのか、詳しく知らない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は地鎮祭の目的を、実際に行う準備や費用と一緒にご紹介します。
□地鎮祭とは?
建物を建てる際に無事に完成することや工事の安全をお祈りする儀式のことを地鎮祭(じちんさい・とこしずめのまつり)と言います。
この催しは、土地の神様に工事をすることを承諾してもらう意味合いを含みます。
基本的に工事関係者、施工会社、神職が施主と協力して地鎮祭が催されます。
地鎮祭の歴史を遡ると飛鳥時代にもなります。
当時から土地には神様がいると信じられており、その精神を現代まで継承してきました。
ただ、地鎮祭は日本の古い習慣ですが、義務ではなく、必ず執り行わなければいけないわけではありません。
また、地鎮祭を執り行わない人は時代の変化とともに増加しています。
□地鎮祭の準備・費用は?
*準備するもの
施主はお供物と「初穂科(玉串料)」を用意するだけの場合が多く、必要なもの全てを準備する必要はありません。
多くの場合、神職や施工会社が儀式で用いる笹竹、砂、鍬などを用意してくれます。
お供物は、塩、米や奉献酒だけでなく、神社によっては海の幸、果物、野菜などが必要です。
お供物の費用は5000〜10000円程度が目安とされています。
*費用について
地鎮祭の費用は、一般的な戸建ての場合、3〜5万円が相場です。
多くの場合、きりの良い奇数の数字にします。
また、資材の貸出料、祭壇設置のための費用、運営費など別途にかかる場合は追加で3〜5万円必要になることもあります。
お供物の費用も合計すると、6〜11万円程を見積もっておきましょう。
*当日の流れ
祭壇にてお供物を並べたのちに儀式が始まります。
10の次第を含む儀式が執り行われ、「修祓の儀」から始まり「閉式の辞」で終わるのが一般的です。
この中で施主は2つ役割があります。
まず、次第6つ目の「地鎮の儀」で盛り砂を掘り起こす「入れ鍬」という作業をします。
次に、次第7つ目の「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」で玉串を供え、二礼二拍手一礼をします。
また、締め括りの挨拶をすることもあるので、軽い挨拶文を考えておきましょう。
□まとめ
今回は地鎮祭についてご紹介しました。
地鎮祭は家の安全や工事の無事を祈願する催しで、日本の伝統的な風習となっています。
地鎮祭の費用は平均6〜11万円で、当日の流れは10の次第を含む儀式が行われるのが一般的です。
地鎮祭を検討する際は、費用や流れをしっかり把握して施工会社と相談しながら、計画を立てましょう。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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