賃貸と持ち家のどっちを選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!
- お役立ちコラム
2023.07.04
転勤やライフスタイル・家族構成の変化などで引っ越しを検討する際、賃貸と持ち家のどちらを選ぶかでお悩みになる方はよくいらっしゃいます。
賃貸と持ち家にはそれぞれに異なるメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いと言えるものではありません。
そのため、ご自身の状況や考え方を踏まえた上でメリット・デメリットを理解し、じっくりと検討することがポイントとなります。
そこで今回は、賃貸と持ち家のそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
□賃貸のメリット・デメリットは?
*メリット
1.いつでも引越しができる
住まいを購入するわけではないため、引っ越したいと思ったら速やかに引っ越せます。
持ち家の場合は住宅ローンが残っていたり、家を売却する必要があったりと、引っ越しをしようと思ってもさまざまな制約が枷(かせ)となりますが、賃貸であればそうした制約はないため自由な引越しができます。
2.年収や家族構成の変化に対応しやすい
引越しがしやすいことは、年収や家族構成、ライフスタイルなどの変化に対応しやすくなることにも繋がります。
仮に年収が下がってしまった場合、持ち家だとローンの支払いがあるため深刻な問題となりますが、賃貸であれば別の住まいに引っ越して家賃を下げることで対応できます。
3.設備の交換や修理修繕の負担がない
はじめから備え付けられていた設備であれば、不具合が起きた場合、基本的に管理会社や大家さんが修理費を負担してくれるため安心です。
*デメリット
1.ずっと家賃の支払いが続く
持ち家の場合、住宅ローンの支払いが終わればそれ以降は月々の支払いは必要なくなります。
一方、賃貸の場合は家賃の支払いが一生続くことになります。
そのため、賃貸については老後の家賃の支払いに不安を覚える方も多くいらっしゃいます。
2.高齢になると契約を更新できなくなる可能性がある
高齢者が賃貸を借りることは難しいと言われていますが、それは契約の更新についても同様です。
それまで住み続けていた賃貸で更新ができなくなる事例もあるため、注意しておく必要があります。
□持ち家のメリット・デメリットは?
*メリット
1.ローン完済後は住居費の負担が減る
家を購入して20〜35年程度は賃貸と同じように毎月住居費を支払うことになりますが、ローンの返済が終わると、そうした月々の支払いは必要なくなります。
ローン完済後は負担が大きく減るため、安心して老後の生活を送れます。
2.資産として残せる
賃貸と違い、持ち家はご自身の資産となります。
「自分の家を持っている」「家を資産として残せる」といった安心感を得られることも、大きなメリットです。
賃貸ではできない物件の売却や相続ができる点も、持ち家ならではの利点です。
3.自由度が高い
ご自身の所有物である持ち家ならば、リフォームやリノベーションを自由に行えます。
思い切って内装のテイストを変えたり、増築したりといったことも好きなように行えます。
楽器を演奏したり、ペットを飼ったり、庭でガーデニングを楽しんだりと、生活の中でできることの幅も広がるでしょう。
*デメリット
1.簡単に住み替えができない
毎月家賃を支払うことで住居を借りる賃貸物件と違い、持ち家は購入代金を支払います。
多くの場合、購入代金は住宅ローンで賄われるため、ローンの返済として賃貸と同じように月々の支払いを行うことになりますが、家賃とローンの返済とでは払っているお金の意味が全く異なります。
住宅ローンは一度借りると必ず返さなければならないため、簡単に家を手放すことはできません。
2.メンテナンスや修繕に手間とお金がかかる
持ち家は自分の所有物である以上、建物や設備のメンテナンス・修繕は全て自分で行う必要があります。
また、簡単に住み替えができないため、「建物や設備が古くなってきたから新しい物件に引っ越そう」といった選択も難しいです。
建物のデザインや設備を自由に変えられる点は持ち家の大きなメリットですが、その分、故障や老朽化に自分で対応しなくてはならない点はデメリットだと言えるでしょう。
□賃貸と持ち家のどっちを選ぶべき?
賃貸と持ち家には明確に異なるメリット・デメリットがあるため、それぞれのメリット・デメリットを比較することで、それぞれがどんな人に向いているのかのヒントを得られます。
例えば、賃貸は「ライフプランが定まっていない人」「柔軟に住居を変えたい人」などが向いていると言えます。
賃貸物件は住み替えが容易であるため、ライフプランが定まっていなくても安心して住居を確保できます。
また、「転勤が多い」「場所に縛られずいろんな土地に住みたい」「老後は違う場所で生活したい」といった方にも賃貸が向いています。
反対に、持ち家は「ライフプランが定まっている人」「自由に過ごせる住まいを求める人」などが向いていると言えます。
「すでに結婚・出産している」「転職や転勤の可能性が低い」など、ライフプランが大きく変更になる可能性が低く、ローンの返済計画にも不安要素が少ない場合は、持ち家がおすすめです。
□まとめ
今回は、賃貸と持ち家のメリット・デメリットと、それぞれに向いている人の特徴について解説しました。
賃貸は住み替えが容易であることが最大のメリットと言えますが、一方で家賃の支払いがずっと続くため、老後にはやや心配が残ることが懸念されます。
一方で持ち家は住み替えが難しいことが難点として挙げられるものの、ローンの支払いが終われば住居費の負担が軽くなることが大きなメリットとなります。
ご自身の状況を踏まえて、どちらの選択により大きなメリットがあるかをじっくりと検討してみてください。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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