平屋で庭が欲しい!庭のある平屋のメリット・デメリットをご紹介!
- お役立ちコラム
2023.06.13
平屋は2階がない分、2階建ての住居と同じだけの延床面積を確保しようと思うと、単純に考えると倍の面積が必要になります。
あくまで単純に考えた場合の話なので必ずしも倍の面積が必要になるとは限りませんが、いずれにしても2階建てに比べると広い土地が必要になることでしょう。
そのため、建物で広い面積が必要になる平屋では庭を設けることが難しいと言われています。
しかし、「平屋でも庭が欲しい」と考える方は多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、庭のある平屋のメリット・デメリットや、中庭の選択肢についてご紹介します。
平屋の住まいをお考えの方はぜひご覧ください。
□庭のある平屋のメリット・デメリットは?
*メリット
1.日当たり・風通し・見晴らしが良くなる
庭を設けることで、家の周囲のスペースに余裕ができます。
周囲の建物との間にスペースが空いていれば、そこに風が通り、日光も入りやすくなります。
庭として利用価値があることはもちろんですが、スペースが空いていること自体にも大きな意味があるのです。
2.庭で遊べる
お子様がいらっしゃるご家庭やペットを飼っているご家庭では、庭で遊べるということが最大のメリットになるのではないでしょうか。
庭があればわざわざ公園に行かなくても気軽に子供と一緒に外遊びができますし、ビニールプールや滑り台も設置できます。
また、庭の周りにフェンスを設置すれば、ペットが庭で自由に走り回れるようになるため、ストレスの溜まりにくい環境を整えてあげられます。
3.家庭菜園やガーデニングができる
庭があれば、自分で育てた野菜を自分で食べるといった素敵な経験ができます。
お子様にとっても、良い経験になるでしょう。
また、趣味でガーデニングをしたいという方にとっても、庭は必要だと言えます。
4.ホームパーティーやバーベキューを楽しめる
リビングには招待しきれない人数でも、ある程度の広さの庭があれば大人数でのパーティーやバーベキューを楽しめます。
リビングから庭へとつながるウッドデッキを設置すれば、ホームパーティーをするときはもちろん、通常時でも気軽に外と中を行き来でき、開放感を感じられます。
*デメリット
1.手入れの手間が増える
庭をつくることにはたくさんのメリットがありますが、その分手入れの手間が増えてしまうことは避けられないでしょう。
緑のある庭は居心地も良く素敵ですが、緑が多いとその分雑草の処理や落ち葉の掃除などの手間が増えてしまいます。
どのくらい手入れに時間をかけられるのかは、慎重に検討する必要があると言えます。
2.目隠しが必要になることも
庭が周囲から丸見えになっていると、子供を遊ばせるにもプライバシーの面で不安を感じてしまいますよね。
特に、人通りの多い場所であればなおさらです。
そういった場合、柵や塀、樹木などで目隠しの設置が必要になる可能性もあります。
3.広い土地が必要になる
庭のスペースを確保するためには広い土地が必要になりますが、このことはコストや土地探しの手間などの面でデメリットとなります。
特に平屋の場合はより広い土地が必要になってしまうため、コスト面で庭を断念する方も少なくありません。
□平屋なら中庭もおすすめ
平屋の場合、通常の2階建ての住宅とは違った形の庭が取り入れられるケースも見られます。
それが、「中庭」です。
中庭は、建物に囲まれる形で設けられる庭で、平屋との相性が良い庭の形だと言われています。
中庭のある平屋には、いくつかのメリットと間取りの例があります。
*中庭のある平屋のメリット
中庭のある平屋のメリットとしては、以下のポイントが挙げられます。
・採光性が高まる
・風通しが良くなる
・プライベートを確保できる
平屋には建物の中心付近の日当たりが悪くなってしまうといったデメリットがありますが、そうした問題を解決する1つの方法として中庭が挙げられます。
中庭があれば日光が入りにくい建物の中心部分にも日差しが入るようになり、さらには風も通りやすくなります。
また、周りが建物に囲まれるため、プライベートな空間を実現できることも大きなメリットです。
*中庭のある平屋の間取り
1.ロの字型
ロの字型は、中庭の周囲を360度建物で囲む形の間取りです。
中庭を完全なプライベート空間にでき、最も快適性が高いと言われる中庭の間取りです。
2.コの字型
コの字型は、建物をコの字型に造り、その中心に3面を建物に囲まれた中庭を設置する間取りです。
プライベートな空間を保ちやすく、さらに広い中庭を実現できることがメリットです。
一方で、建物の両端が遠くなってしまうため、生活動線には注意が必要です。
3.L字型
L字型は、L字型の建物に中庭を設置する間取りです。
建物が2方向にしかないため、中庭らしさは薄くなりますが、建物の方向を工夫したり、柵や樹木などの目隠しを上手に使ったりすることで十分なプライベート空間を実現できます。
□まとめ
今回は、庭のある平屋のメリット・デメリットや、平屋で中庭を設ける魅力と間取りの例についてご紹介しました。
平屋に庭を作ることには様々なメリット・デメリットがあります。
土地の広さなどの制約で必ずしも庭を設置できるとは限りませんが、中庭の選択肢も考慮しつつ、最適な住まいを実現してくださいね。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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