注文住宅を購入する際には発生する諸費用とは?内訳や抑える方法をご紹介!
- お役立ちコラム
2023.05.27
家を建てるためには、さまざまなお金がかかります。
「家にかかるお金」と聞くと、建物の建築費用や土地代などを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、家づくりにはそれ以外にも多くのお金がかかります。
そうしたその他のお金は「諸費用」と呼ばれますが、失敗のない家づくりをするためには、こうした諸費用についてもきちんと理解をしておく必要があります。
そこで今回は、諸費用の内訳や、諸費用を抑える方法をご紹介します。
□家を建てる際の「諸費用」とは?
家を建てる際の「諸費用」とは、ざっくり言うと、建物代や土地代以外のその他の費用のことです。
厳密に言うと、建物の建築に関わるお金であっても諸費用としてみなされるものがあったり、土地代の中でも手続き費用については諸費用としてカウントされたりしますが、大まかな理解としては上記の考え方でも問題ないでしょう。
諸費用には建物の本体価格は含まれないため、家を購入する際に本体価格だけを見て「このくらいの値段なら買えそう」「予算の範囲内だから大丈夫」などと考えてしまうことは危険です。
また、諸費用は本体価格分のお金とは違い、ローンで賄うことができないお金です。
自己資金で支払う必要があるため、手元に十分な現金があるかどうかをきちんと計算しておく必要があります。
どうしても諸費用を現金で支払うことが難しいという場合は、諸費用専用のローン契約を結べる場合もあるため、金融機関や専門家に相談してみましょう。
□注文住宅にかかる諸費用の内訳は?
*土地購入にかかる諸費用
土地購入にかかる諸費用としては、主に以下が挙げられます。
・仲介手数料
・登記費用
・解体費用
・固定資産税
・都市計画税
・印紙税
このうち、解体費用は古家付き土地を購入した場合に必要になるお金で、更地を購入した場合は必要ありません。
なお、そもそもすでに所有している土地に家を建てるという場合は、仲介手数料や土地関連の登記費用なども支払う必要はありません。
*建物建築にかかる諸費用
建物建築にかかる諸費用としては、以下が挙げられます。
・地盤補強費
・上下水道ガス引込費用
・印紙税
・登記費用
・水道加入金
・地鎮祭の費用
印紙税や登記費用などは必ず発生する諸費用で、その他は必要に応じて支払いが必要になる諸費用です。
登記費用は、土地関連の登記とは別に建物関連の登記が必要になるため、必ず支払うことになります。
*住宅ローンにかかる諸費用
住宅ローンにかかる諸費用としては、以下が挙げられます。
・保証料
・登記費用
・火災保険料
・地震保険料
一部の金融機関では保証料無料の住宅ローンを選べる場合もあります。
ただし、基本的にまとまった自己資金が必要になるため、現状に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでの登記費用は、抵当権設定登記に必要な費用です。
*その他諸費用
その他諸費用としては、引越し費用や家具家電の購入費用などが挙げられます。
状況に応じてさまざまな諸費用が必要になるため、ご自身の場合はどうかをしっかりと計算しましょう。
□諸費用を抑える方法は?
1.補助金を活用する
家を新築する際には、地域や状況に応じてさまざまな補助金制度を活用できる場合があります。
例えば、省エネ性能が高い家を建てる場合や住宅ローンを利用する際には国の補助金を受けられるケースが多いです。
省エネ性能に対する補助金に関しては、SDGsや地球温暖化が叫ばれている世間の状況もあるため、そういった面でも活用すべきだと言えるでしょう。
また、家を建てる地域によっても独自の補助金を受けられる場合があるため、家を建てる前にしっかりと確認しておきましょう。
2.税金の優遇制度を活用する
補助金制度だけでなく、税金の優遇制度を使うことでも諸費用を削減できます。
例えば、登記費用や固定資産税、都市計画税には、一定の条件を満たしたときに利用できる優遇制度が存在します。
優遇制度の期間や適用条件を適切に把握して有効に活用することで、諸費用を効果的に抑えられるのです。
税金については難しい部分でもありますが、可能な限りご自身でも情報収集を行い、理解を深めておくことをおすすめします。
3.不要な諸費用をカットする
不要な諸費用をカットすることも、節約に大きく貢献します。
諸費用の中には支払いが必要にならないケースがあるものもあるため、まずは諸費用の種類や内訳をきちんと確認することが大切です。
例えば、フラット35を利用すれば、保証料なしで住宅ローンを利用できます。
また、火災保険の補償内容を見直すことなども、諸費用を抑えることにつながります。
□まとめ
今回は、家を建てる際の諸費用について、その内訳や節約する方法をご紹介しました。
家づくりにおいてはさまざまな諸費用が発生するため、予算や費用について正確に把握するためには諸費用の具体的な内訳や金額を理解しておくことが欠かせません。
諸費用についてもしっかりと押さえて、失敗のない家づくりを目指しましょう。
投稿者プロフィール
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丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。
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