注文住宅の間取りの決め方は?大まかな流れやポイントをご紹介!

  • お役立ちコラム

2023.05.20

注文住宅の家づくりで最も悩むポイントはどこでしょうか。
「土地選び、設備、内装…」と、いくつかのポイントが考えられると思います。
その中でも多くの方が挙げるのが「間取り」です。
同じ広さの家でも、間取りによって暮らし方や暮らしやすさが大きく変わるため、特に重要度の高い要素であるといえます。
今回は、そんな間取りについて、決め方や事前準備、考える際のポイントをご紹介します。

□注文住宅の間取りの決め方は?

1.イメージを膨らませる
まずは考えを絞らず、自由にアイデアを出しながらイメージを膨らませるところから始めてみましょう。
最初にイメージを膨らませて、後から「これは違う」「これは現実的ではない」と取捨選択していった方が、良いプランにまとまりやすいです。

2.間取りを提案してもらう
イメージが膨らんだら、それを施工会社に伝えて、間取りプランを提示してもらいましょう。
伝えた要望に合ったプランを提示してもらえます。
ただし、要望がプランにほとんど盛り込まれていなかったり、不誠実な対応をされたりした場合は、他の会社を選ぶことも検討すると良いでしょう。

3.プランを練り上げる
提示された間取りプランを受けて、そこに修正・改善を加えていきます。
注文住宅の場合は、建売住宅に比べて打ち合わせの時間・回数ともに増えるため、余裕を持ったスケジュールで進めていくことが大切です。
後悔が残らないように、不明点や疑問点がなくなるまで詳細な話し合いを行いましょう。

□間取りを決める前にしておくべきことは?

*専門用語やルールを理解しておく

家づくりに関してはたくさんの専門用語やルールがあり、それらを全く知らないまま家を完成させることはほぼ不可能です。
実際に具体的な設計図やプランを作るのは施工業者であるため、施主は知識がなくても大丈夫と思われるかもしれませんが、失敗や思い違いのない家づくりをするためには、きちんと知識を入れておくことが非常に重要です。

*周辺の状況を理解しておく

その家、その家族にとっての最適な間取りは、周辺の状況によっても変わってきます。
例えば、「眺めの良い大きな窓があるリビングを作りたい」と思っても、家の周辺が常に人通りの多い場所だと、プライバシーの問題から難しいかもしれません。
せっかく考えた間取りが後から「周りの状況に合わない」といった理由で変更せざるを得なくなってしまってはもったいないため、先に周辺の状況について理解しておくことをおすすめします。

*家族の意見をまとめておく

間取りに限った話ではありませんが、自分1人の意見で進めてしまうと、気づいていなかった部分で問題が生じたり、自分以外の家族にとって暮らしにくい間取りになったりしてしまう恐れがあります。
家は家族みんなで生活するものであるため、家族全員で綿密に話し合いを行い、ときには意見をぶつけ合いつつも、納得できる結論を見つけてまとめておくことが大切です。

□間取りを考える際のポイントは?

1.採光・通風
爽やかな光と空気は、快適で健康的な生活を送る上で必要不可欠な要素です。
特にリビングには、大きな窓を取り付けたり高い位置に窓を取り付けたりして十分な光を取り込めるようにしましょう。

2.動線
動線が悪い空間では、日々のちょっとした動作でストレスを感じてしまいがちです。
特に子育て世代の親にとっては、どれだけ家事を効率的にこなせるかはかなり重要な問題であるため、動線が考え抜かれた間取りにすることは必須であると言えるでしょう。

3.階段の配置
階段がよく配置される場所としては、玄関付近かリビングが挙げられます。
リビングに階段を配置する「リビング階段」の間取りは、家族で顔を合わせる機会が増える、おしゃれに見える、開放感が生まれるなどの理由から近年人気が高まっています。
間取りに何を求めるかを明確にして、どちらが適しているかを考えましょう。

4.家具の配置
上手に間取りを考えるコツの1つに、家具の配置を明確に決めてしまうことが挙げられます。
あとからどこにどんな家具を置くかを決めると、うまく家具が入らなかったり、無駄なスペースが生まれたりする可能性があります。
最適な間取りにするために、正確に家具のスペースを作っておくと良いでしょう。

5.音やニオイの伝わり
音やニオイの問題は目に見えないものであるため、住み始めてから気付くパターンが多いです。
リビングと作業部屋を離したり、吹き抜けにする場合はニオイ対策を徹底したりと、何かしらの対策が必要になるでしょう。

6.収納
収納は間取りとセットで考える必要があります。
土間収納やウォークインクローゼット、パントリーなど、収納が間取りの一部となるケースもあるため、あらかじめどんな収納スペースを作りたいかはハッキリ考えておかなければなりません。

□まとめ

今回は、間取りの決め方や事前に準備しておくべきこと、考える際のポイントについて解説しました。
間取りの決め方や考える際のポイントは多くの方がしっかりと意識されますが、事前準備に関しては、中途半端になってしまう方も多いです。
間取り決めは準備の段階から始まっているため、準備にもきちんと時間をかけ、理想の間取りの実現を目指しましょう。
間取りを考える際は、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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