注文住宅で失敗しないために!注文住宅の家づくりで大切な注意点とは?

  • お役立ちコラム

2023.05.04

注文住宅は、建売住宅に比べてコストも時間もかかるものです。
間取りや設備、デザインなど、こだわりたいポイントは山ほどあります。
そんな注文住宅の家づくりでは、誰もが失敗したくないですよね。
自分で選んだ選択肢が間違っていたとなると、後悔を抱えてしまいがちです。
そこで今回は、注文住宅の家づくりにおける注意点をご紹介します。
家づくりでの失敗を避けるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

□注文住宅の土地探しに関する注意点

*最初にエリアを絞る

注文住宅の土地探しでは、まず初めにエリアを絞ることをおすすめします。
最初にエリアを絞らないと、土地探しの対象となる範囲が広くなりすぎて決められなくなってしまうからです。

エリアを絞る際に見るべきポイントとしては、通勤や通学に便利かどうか、子育てがしやすいかどうか、商業施設が充実しているかどうかなどが挙げられます。
また、そのエリアが過去にどんな土地であったか、地盤が強いかどうかなど、安全性の面も検討すると良いでしょう。

*条件の優先順位を決める

エリアがある程度絞れても、その中で具体的にどんな土地を選ぶのかを決めるにはとても時間がかかります。

特に、土地にどんな条件を求めるのかがはっきりしていないと、「あの土地も良い」「この土地も良いと」いつまで経っても決められなくなってしまいがちです。
そうならないためにも、土地に求める条件の優先順位をはっきりさせておきましょう。
駅から徒歩圏内、学校が近い、日当たりが良い、買い物に便利など、これだけは譲れないという条件をリストアップしておきましょう。

*自分の目でしっかりと確かめる

めぼしい土地が見つかったら、必ず現地調査を行いましょう。
はじめは写真や図面、価格等の情報を見て土地の候補を探しますが、最終的には自分の目で確かめて決断することが必要不可欠です。

その際には、街並みや住環境はもちろん、日当たりや風通し、近隣の家の状況や街の治安、時間帯による変化なども見ておくと良いでしょう。
現地調査をしっかりと行うことで、目に見える部分はもちろんですが、目に見えない部分の情報も見えてくることがあります。

□注文住宅の契約に関する注意点

1.工事のスケジュールを把握する
スケジュールに関しては、着工日、完成日、引き渡し日がきちんと明記されているかを確認しましょう。
工事の進捗予定を示した工程表などの資料と照らし合わせながら、具体的にどんなスケジュールで工事が進んでいくのかを工程ごとにチェックしていくことが大切です。

2.支払う金額と時期を確認する
注文住宅の建築費用は基本的に一括ではなく、3回から4回程度に分けて支払います。
支払いのタイミングはいつなのか、それぞれのタイミングでどの程度の金額を支払うのかをきちんと把握しておきましょう。

3.キャンセル時の違約金を確認する
建築工事請負契約は法的な拘束力を持つため、後から契約をキャンセルすると違約金を支払うことになります。
万が一のことを考えて、違約金については契約前に必ず確認しておきましょう。

4.アフターサービスや保証内容を確認する
工事中や引き渡し後に何らかの不具合が発生した場合、基本的には補償を受けられます。

ただし、補償の内容は契約内容によるため、どんな補償が受けられるのかを確認しておく必要があります。
注文住宅の場合は、施工会社が最低10年の保証をつけることがルールとして定められているため、保証の内容や範囲を細かくチェックしておきましょう。

□注文住宅の間取りに関する注意点

1.適切な部屋の広さを考える
多くの方が「どうせなら広々とした部屋を作りたい」とお考えになりますが、部屋は広ければ広いほど良いというものではありません。

例えば、リビングを必要以上に広く作ると、スペースを持て余してしまったり、玄関や寝室などの他の部屋が狭くなったりしてしまいます。
部屋の役割や目的を考えて、適切な広さを考えることが大切です。

2.冷暖房効率も考慮する
部屋の広さを考えることにも関連しますが、冷暖房効率を考慮した間取りを選ぶことも重要です。

部屋が広すぎたり、仕切りのないオープンな間取りを選んだりすると、開放感のある室内にできますが、その分冷暖房の効率は落ちてしまいます。
開放感があってのびのびと過ごせる室内でも、暑すぎたり寒すぎたりしては快適に過ごせなくなってしまうため注意が必要です。

3.プライバシーを考慮する
どれほどデザインや設備が優れていても、プライバシーのない間取りでは安心して過ごせません。

例えば、大きな窓を取り付けて室内からの眺めを良くしても、外から室内を覗かれてしまっては安心して生活できませんよね。
また、1人で過ごせる個室のない間取りや、音が筒抜けになってしまう間取りも、家族間のプライバシーがなくなってしまうためおすすめできません。

□まとめ

今回は、注文住宅の土地探しや契約、間取りに関する注意点をご紹介しました。
注意点を意識した家づくりを行うことで、その後の後悔を防げます。
せっかくの憧れのマイホームで後悔を残さないためにも、今回ご紹介した注意点は何度も確認してみてください。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

関連記事