注文住宅の照明はどうする?種類や選び方のポイントをご紹介!

  • お役立ちコラム

2023.04.13

部屋全体を明るく照らすシーリングライトや、柔らかな光を作り出す間接照明など、照明には様々な種類があります。
照明は種類ごとに照らし方やデザイン性が異なるため、同じデザインのお部屋でも、どんな照明を選ぶかによって全体の雰囲気に大きな違いが出ることがあります。

そのため、「お部屋の雰囲気にもこだわった家づくりがしたい」「おしゃれな内装にしたい」という方にとっては、照明選びも非常に重要なポイントの1つとなります。
そこで今回は、注文住宅で使われる照明の種類や選び方のポイントをご紹介します。

□注文住宅で使われる照明の種類

1.シーリングライト
「シーリング」は「天井」という意味の言葉ですが、シーリングライトはその名の通り天井に直接設置するタイプの照明です。

作り出す光の量が多く、多くの住宅でメインの照明として採用されています。
リモコン操作で光の量や色が変えられる商品が増えているほか、スピーカーやプロジェクターを内蔵した商品なども販売されています。

2.ダウンライト
ダウンライトは、天井に埋め込んで設置するタイプの照明です。
シーリングライトが天井から出っ張っているのに対して、ダウンライトは全体が天井に

埋め込まれるため、天井がフラットですっきりとした空間になります。
1つあたりの光の量は少なめですが、複数のダウンライトを並べることでメインの照明としても使えます。

3.間接照明
間接照明は、天井や壁に光を当てて反射させて、間接的に空間を照らす照明です。
柔らかい光が生まれるためリラックス効果があり、寝室などにおすすめです。

4.ペンダントライト
ペンダントライトは、天井から吊り下げるタイプの照明です。
ダイニングテーブルの上部に設置されることが多く、食卓にピッタリな照明です。

5.スポットライト
スポットライトは、特定の場所を集中的に照らすタイプの照明です。
おしゃれなインテリアと相性が良く、壁に飾った絵画やオブジェを照らすのにぴったりです。
アクセント壁を照らすことで素材の質感や凹凸を強調でき、空間をより印象的にする効果もあります。

6.ブラケットライト
ブラケットライトは、壁面に設置するタイプの照明です。
間接照明と同じように、柔らかな陰影のある光を作り出します。
室内だけではなく、玄関灯としてもよく採用されています。

7.フットライト
フットライトは、階段や廊下、寝室などに設置して足元を照らす照明です。
夜間の安全な歩行を助けてくれる補助的な照明で、なくても困ることはありませんが、あると非常に便利です。
人が近づくと点灯して、一定時間が経過すると自動で消灯する人感センサー付きのタイプが便利です。

□部屋ごとの照明のポイントは?

1.リビング

リビングは過ごす時間が長く、様々な使い方がされるため、シーンに合わせて照明を切り替えられるようにすると便利です。
例えば、映画を見るときには落ち着いた電球色のダウンライトを選んだり、本を読んだり勉強したりするときには明るい白昼食の照明を選んだり、といったことができると快適に過ごせます。

2.ダイニング

ダイニングでは、料理が美味しそうに見える電球色や温白色の照明がおすすめです。
ダイニングテーブルの上部にペンダントライトを設置すると、ダイニングがより華やかな印象になります。

3.寝室

寝室では、自然と眠くなるような優しい雰囲気の照明がおすすめです。
調光可能なシーリングライトも良いですが、より寝室らしい雰囲気を出したい場合は、光が直接見えないタイプの照明を選んでみるのも1つの手です。
その点で言うと、目立ちにくいダウンライトや、柔らかい光を生み出す間接照明などが寝室には適していると言えるでしょう。

4.子供部屋

子供部屋では、お子様が本を読んだり勉強をしたりするため、字が読みやすいような明るい昼白色の照明がおすすめです。
机の上だけではなく、床で本を読んだり絵を描いたりすることもあるため、部屋全体を等しく照らせるシーリングライトが良いでしょう。

□照明選びのポイント

家づくり全体を通して、照明選びの際には用途や目的を考えて照明計画を立てることが重要です。

照明選びでは、単純に好みの種類やお気に入りのデザインのものを選べば良いというわけではありません。
たとえ好みの照明であっても、部屋の用途に合っていなかったり、目的がはっきりしていなかったりすると、使い勝手の悪い照明になってしまう可能性があります。

例えば、なんとなくおしゃれだからという理由で寝室にスポットライトを設置した場合はどうでしょうか。
確かに一般的な寝室よりはデザイン性の高い寝室になるかもしれませんが、そもそも寝室にそのようなデザイン性が必要なのかどうかを考える必要があります。

特にはっきりとした目的がないのであれば、より寝室に適した照明を選んだ方が失敗は少ないでしょう。

「どんな使い方をするのか」「何のために設置するのか」をよく考えて照明選びを行うことが、失敗を避けるための重要なポイントです。

□まとめ

今回は、注文住宅で使われる照明の種類や、部屋別の照明の選び方、家づくり全体で重要な照明選びのポイントをご紹介しました。

照明には、思った以上に多くの種類があります。
メインの照明から補助的な照明まで、その役割や目的は様々です。
どんな雰囲気の部屋にしたいのか、どんな使い方をするのかをよく考えて、最適な照明を選んでくださいね。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

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