内装にもこだわっておしゃれな注文住宅に!デザインの考え方やポイントをご紹介!

  • お役立ちコラム

2023.04.03

マイホームにおける暮らしの質を高めるものは、便利な間取りや設備だけではありません。
内装のデザインも、暮らしの質を大きく左右します。
内装デザインに関しては、「見た目だけの問題」「おしゃれさは大切だけど、こだわったからといって便利になるわけではない」などとお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、内装デザインはただのデザインと侮れません。
良いデザインはそこで暮らす人の心に安らぎや満足感を与え、より充実した生活を提供してくれるのです。
今回は、そんな暮らしの質に直結する内装デザインについて解説します。

□注文住宅の内装デザインの決め方

1.テイストを決める
まずは全体のテイストを決めて、方向性を明確にすることから始めましょう。
テイストにはモダン、シンプル、ナチュラル、洋風、和風など、多種多様な種類があります。
テイストを決めることで選ぶべきカラーや部材も変わってくるため、施工事例などを見ながら、好みのテイストを見つけましょう。

2.全体的なカラーを決める
選んだテイストに基づいて、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決定します。
この段階では各部分の細かいカラーは決めず、全体のカラーだけを決めましょう。
各部分のカラーを先に決めてしまうと、まとまりのない印象になってしまう可能性があります。

3.部材や設備のデザインを決める
ここまでで決めたテイストやカラーに合わせつつ、各部分のデザイン・カラーを選びます。
ここでのポイントは、面積の大きな部分からデザインを考えていくことです。
面積の大きな部分は全体の印象に与える影響も大きいため、面積の小さな部分よりも優先的に考えていく必要があります。

4.全体のバランスを調整する
最後に全体を見て、違和感がないかを検討します。
カラーの割合は「ベース:メイン:アクセント」が「70:25:5」になっていることが好ましいです。
アクセントカラーが多すぎるとまとまりのない印象になる上に、後からの調整が難しくなります。
あくまでベースカラーを基本としてまとめるように意識しましょう。

□おしゃれな内装のこだわりポイントは?

*照明にもこだわる

内装で忘れてはいけないのが、照明です。
全体的な内装デザインが完璧でも、照明が合っていないと微妙な印象になってしまいます。
照明自体のデザインにこだわることはもちろん、照明は部屋全体を照らすものであるため、どんな明るさ・色の照明を選ぶかも非常に重要です。
また、照明にも豊富な種類があるため、演出したい雰囲気や部屋の用途に合わせて最適な種類を選びましょう。

*取っ手やスイッチなどの細部にもこだわる

優先順位は低めですが、取っ手やスイッチなどの細かい部分にもこだわると、ハイセンスな空間を作り出せます。
「ホテルのような高級感のある部屋にしたい」「雑貨屋さんのようなおしゃれさを演出したい」このようなこだわりのある部屋づくりをするのであれば、取っ手などの細部は特に重要です。
取っ手を1つ変えるだけでも部屋の雰囲気がガラッと変わることもあるため、ぜひこだわってみてください。

*床の材質や質感にこだわる

床は視覚的に占める面積が大きいため、選ぶ床の種類によって空間の雰囲気が大きく変わります。
どんな色を選ぶかはもちろん、素材や張り方、かけるコストなどによっても印象が変わります。
また、床の場合は耐水性や防汚性といった機能面も重要であるため、機能性とデザイン性を両立できるものを選びましょう。

*カーテンをアクセントとしてこだわる

カーテンは何となくで選んでしまう方も多いのではないでしょうか。
カーテンにこだわりを持つ方はそれほど多くありませんが、カーテンも床と同様、視覚的に占める面積が比較的大きく、思った以上に部屋の印象を左右します。
どの色を選ぶかだけでなく、生地や形、開き方のタイプなどによっても雰囲気が変わります。
きちんと探してみると想像以上の豊富な選択肢が見つかると思うので、ぜひお部屋のイメージに最適なものを探してみてください。

□内装を考える際の注意点は?

内装を考えるときには、デザインだけでなく、機能性にもこだわることが重要です。
デザインだけにこだわって内装を決めてしまうと、「収納が足りない・場所が悪い」「動線が不便で、いちいち家事の手間が増える」「掃除がしづらく、汚れが溜まってしまう」といった不満を抱えてしまう結果になるかもしれません。
特に収納や動線の後悔はどのご家庭でも起こりやすく、気を付けていても「もっとこうすれば良かった」となりがちです。

また、デザインにこだわる場合は、掃除のしやすさにとりわけ注意が必要です。
工夫を凝らした形のデザインや装飾は華やかさを演出してくれますが、特殊な形や凹凸のある装飾のせいで、掃除の手が行き届かなくなってしまう場合もあります。
せっかくおしゃれなデザインでも、汚れが溜まっていてはきれいに見えなくなってしまうため、掃除のことも考えつつデザインを検討しましょう。

□まとめ

今回は、注文住宅の内装デザインの考え方や注意点についてお伝えしました。
内装の決め方のポイントは、大きな部分から決めていくということです。
まずはテイスト、その次に全体のカラー、そして細部のデザインと、徐々に考える範囲を絞っていくようにすると、失敗の少ないデザイン選びができるでしょう。
機能性にも気を配りつつ、理想的な内装デザインの実現を目指しましょう。

投稿者プロフィール

丸三建築工房 編集部
丸三建築工房 編集部
丸三建築工房が提案する住まいは、流行に左右されない普遍的デザインと自然素材を特徴とした、何年経っても心地よい住まい。
ワインやファッションに時間が経つほど価値を増す「ヴィンテージ」があるように、住まいにも時が生み出す愛着と経年美があります。
親から子供へ孫へと受け継がれ、いつまでも美しくみんなから憧れる住まいとして、価値ある資産となる家をつくります。

関連記事